予防接種

インフルエンザワクチン

インフルエンザとは

インフルエンザは、くしゃみなどでウイルスが飛び散ることで感染する病気です。

冬から春先まで流行し、高熱や頭痛、関節痛などの全身症状が特徴の感染症です。毎年流行するウイルスの型が異なるため、その時に合わせたワクチン接種が必要となります。

また、インフルエンザウイルス感染症は高齢者ではとくに重症化しやすく、肺炎の併発も多いと考えられます。重症化を防ぐためには、ワクチンを毎年接種することが望ましいです。

実施期間

2023年10月3日から2024年1月31日まで

対象となる方

年齢:16歳以上

注意事項
  • 受付時間は、火〜金 14:30-17:30 です。

  • 予約なしで接種可能です。

  • 接種後は15分間、院内で待機していただきます。
  • 新型コロナウイルスワクチン、肺炎球菌ワクチンとの間隔は2週間空けての接種となります。
  • 未成年(20歳未満)の方は保護者の方の同意が必要です。

 

予防接種の料金

一般の方 3,500円(税込)
高齢者(65歳以上で、仙台市に住民票がある方) 1,500円(税込)

効果と接種時期の目安

インフルエンザのワクチンは、翌年の流行を予測して作られています。予防接種をしてもウイルス感染する可能性がゼロになるわけではありませんが、自然感染よりも症状が軽く済むことが多いと考えられています。

毎年流行する前の10月〜11月ごろが、接種時期の目安です。

    肺炎球菌ワクチン

    肺炎球菌とは

    肺炎球菌は私たちの口腔内などに常在する身近な菌です。
    高齢者の肺炎の原因で最も多いのがこの肺炎球菌です。また、高齢者が重症化しやすいのもこの病気の特徴です。

    肺炎発症のリスク軽減

    肺炎は、基礎疾患をもち免疫機能が低下した高齢者が重症化しやすい病気の1つです。高齢者の肺炎は死亡率が高い病気とされています。

    物を飲み込む働きを嚥下機能といいますが、高齢者は機能障害を起こしやすく、口から食道へ入るべきものが誤って気管に入ってしまうことも少なくありません。これを誤嚥といいます。

    このような嚥下機能障害によって、唾液や食べ物などと一緒に、細菌が誤って気道に入ってしまい、それがきっかけで肺炎を起こしてしまうことがあります。(誤嚥性肺炎)

    肺炎球菌ワクチンの有効性

    肺炎、誤嚥性肺炎の発症を未然に防いだり、再発を予防したりするためには、ワクチン接種が有効です。

    この予防接種に用いられる23価肺炎球菌ワクチンは、成人の重症の肺炎球菌感染症の原因の約70%を占める23種類の肺炎球菌の型に効果があります。病気の重症化を防ぐためにも、一度は肺炎球菌ワクチンを接種しましょう。

    ワクチンの効果は5年ほどで弱まると考えられています。そのため、5年に1度の接種を推奨しています。

    仙台駅東クリニックは、仙台市の登録医療機関に認定されています。

    仙台市では、高齢者の肺炎球菌予防接種の費用の一部を助成しておりますので、当院での予防接種も助成による接種が可能です。

    (詳しくは仙台市のホームページをご確認ください。)

    インフルエンザと肺炎球菌のワクチン同時接種

    仙台で予防接種は当院へ

    高齢者の場合、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの2種を併用した方が、入院リスクも死亡リスクも軽減できるというデータがあります。(*1)
    2種のワクチン併用で、病気を発症させない、重症化させない対策をとりましょう。

    また、高齢者施設などでは集団感染を引き起こしやすいこともあり、嘱託医による集団接種も行われています。 家族に高齢者がいる方、医療職や介護職にお勤めの方は、予防接種を活用しましょう。周囲の方の接種も、感染予防・感染拡大防止にはとても重要な手段です。

    (*1 成人侵襲性肺炎球菌感染症由来株の細菌学的解析に関する研究、2018年)

    帯状疱疹ワクチン

    帯状疱疹とは

    帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって発症する病気です。皮膚に痛みや発疹の症状を引き起こします。

    帯状疱疹ウイルスは、水痘ウイルスと同じ種類のウイルスです。初めて感染した場合は、水痘として発症しますが、治療をして症状が落ち着いてもウイルスは体内に潜伏しているため、免疫力が低下した際に再発することがあります。この再発が帯状疱疹を引き起こします。

    50歳を迎えたらワクチン接種を

    帯状疱疹は主に50歳以上の方に発症しやすく、80歳までに約3人にひとりが帯状疱疹を経験するといわれています。そのため、50歳以上の方を対象として帯状疱疹ワクチンが推奨されています。

    ワクチン接種により、発症を防止する上に発症した場合の症状緩和につながることが期待されます。また、すでに帯状疱疹にかかった方も接種できます。(1年以上の間隔が必要です。)

    ※ 帯状疱疹ワクチンは、予約制です。受付窓口やお電話で事前にご予約ください。
    ※ 電話予約の際は、受付に氏名・年齢・男女・電話番号をお伝えください。その後、院長がご説明させていただきます。

    帯状疱疹ワクチンの種類と料金

    ワクチンは2種類あります。いずれも接種後30分の院内待機が必要です。

    シングリックス筋注(有効性97%~90%以上)

    1回 22,000円(税込)

    ※ 2か月後に2回目の接種が必要です。

    接種不適当者
    • 新型コロナワクチンを接種したばかりの方(2週間以上の間隔が必要です)
    • 接種当日に37.5℃以上の発熱のある方
    • 重篤な急性疾患にかかっている方
    • 過去に本剤の成分でアナフィラキシーを呈した方

     

    弱毒生水痘ワクチン「ビケン」皮下注(有効性50%~60%)

    1回 9,000円(税込)

    ※ 1回接種のみ

    接種不適当者
    • 新型コロナワクチンを接種したばかりの方(2週間以上の間隔が必要です)
    • 接種当日に37.5℃以上の発熱のある方
    • 重篤な急性疾患にかかっている方
    • 副腎皮質ステロイド剤(プレドニンなど)や免疫抑制剤、抗リウマチ剤、抗悪性腫瘍剤を投薬中の方
    • 放射線治療中、潰瘍性大腸炎の治療中の方 など
    022-299-3210
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    在宅 医療